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2010年01月05日

龍馬伝スタート 新しい大河ドラマの夜明け

映画のような映像で迫る新しい大河ドラマ「龍馬伝」がスタート

1月3日から今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」がスタートしました。
主演の坂本龍馬は色々と噂がありましたが、皆さんご存知の通り“福山雅治”です。

私はこのドラマの主人公坂本龍馬という人物をあまり詳しくは知りませんが、
1回目のスタートを見た限りではドラマの映像が非常に興味深く感じました。

まず、冒頭にも書きましたが、あの独特な映画のような映像に驚きました。
大河ドラマでは、大半がスタジオでの撮影が主ということもあり、
映像の感じも毎回ほぼ同じでしたが、今回は外での撮影が多かったためか、
映画でよく見られるような映像に仕上がっていました。
特に光の使い方は、非常に印象に残りやすいハイライトを効果的に使っていて、
見る人を「いつもと違う大河ドラマだな」と思わせるものがありました。

次にナレーションがほとんどないことが新鮮でした。
いつもの大河ドラマですと、途中に何回も場面設定の説明がナレーションの形で入りますが、
今回は、ある意味ドキュメント映像、記録映像に近い仕上がりにするためか、
最初と最後のみのナレーションの挿入でした。
このため、どんな場面になるのか全く予想がつかず、緊張感を良い意味で感じました.

これら2つの要素が効果的に使われていたため、
主演である”福山雅治”がまだ時代劇にさほど慣れていなくても
全く違和感を感じませんでした。

あと、全体を見た感じとしては、
不思議な感覚ではありますが、
時代劇を見ているのに現代劇を見ているような感覚が残りました。

これはどういった効果をもたらすのかはわかりません。
しかし、これならば今回、NHKが考えている若手視聴者の取り込みは
意外にすんなりと成功すると考えられます。
前述したように時代劇なのに現代劇に感じる。
しかし、実態は時代劇である。という不思議な感覚はある意味心地よさを感じさせます。
もし、このブログで3日の放送を見ていない人がいましたら、
ぜひともこの不思議な感覚を味わって見てください。

まだこのドラマは始まったばかりですが、
映画のような見事なハイライトを効果的に使った映像、
ナレーションがほとんどないことによる緊張感の創出、
良い意味で現代劇のような時代劇になっている仕上がり、
まさに新しい大河ドラマです。
これから大きな話題となること必至です。

1度だけでなく、もう一度あの映像のハイライトを見て、
緊張感と不思議な感覚を味わってみたと感じました。
今後の放送が本当に気になる1回目の放送でした。
ぜひとも来週も見てみようと思います。

今回の投稿では、「龍馬伝」の映像について、お話ししましたが、
次回(多分1週間後)は主演の福山雅治をはじめとしたキャストについてお話しする予定です。





posted by ヒーローズ at 01:17 | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月31日

小さな巨人 清水宏保引退へ

スピードスケート短距離の第1人者である清水宏保選手が
12月29日の滑りを最後に引退するとの発表がありました。

清水選手と言ったら、162pという小柄な体ながら、大柄な選手とのハンデを全く
感じさせない滑りでスピードスケート500mでは世界新記録を4回も更新した偉大な選手、
日本スピードスケートのヒーローでした。

彼の強さを支えていたのが、弾丸スタートと呼ばれるスタートから100mまでの飛び抜けたスピートでしたが、このスタートを身につけるためには恐ろしいほどの練習を繰り返していたそうです。
※ 自らを失神寸前まで追い込むほどのハードな練習をしていたようです。

※ 練習風景の動画がこれです。
 http://www.youtube.com/watch?v=Vs4dLFXVzTQ&feature=related

清水選手はアスリートしての実力は、もちろん凄まじいものがありました。
しかし、上の動画を見ると感じるかもしれませんが、
成績、記録以上に見ているものを虜にするものがありました。
彼は、アスリートというより、むしろ求道者のようなところが感じられました。

彼のコメントで最も印象に残っているものとしては、
大事な試合前に自分の体の器官と対話をして調子を上げて行くというものがありましたが、
これなんか、完全に一般の人では理解出来ないような領域の話です。
本当に自分を追い込んで、自分の体を理解したもののみがわかる領域の話です。

※ おそらくスポーツ用語でいう”ZONE"と呼ばれる世界の感覚だと思います。

いずれにせよ、特に良い意味で真のアスリートでした。

※ 彼の長野オリンピック金メダルを決めた滑りです
http://www.youtube.com/watch?v=27hKzm8SC3M

清水選手は、引退していますが、今の日本スピードスケート界では
短距離では加藤、及川、長島といった素晴らしい選手が育って来ています。
彼らに清水選手の出来なかった500m33秒台を目指してもらいたいとともに、
清水選手の意志を継いでもらいたいと思います。

小さな巨人、
そして、短距離でも日本人が正真正銘のトップに立てることを証明してくれたヒーロー
清水選手おつかれさまでした。






posted by ヒーローズ at 01:14 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月23日

バルセロナ プライドをかなぐり捨てたヒーローたち

先日の19日ですが、サッカークラブ世界一決定戦がバルセロナ(スペイン)とエストゥディアンテス(アルゼンチン)の間で行われ、
結果は延長戦にまでもつれ込む激戦の末、2−1でバルセロナが勝利し、
初の世界一の栄冠を手にしました。

その中でもメッシが延長戦後半に見事な決勝ゴールを決め、
バロンドール受賞者、FIFA年間最優秀選手の称号に恥じない活躍を見せました。


クラブW杯を制したバルセロナ、前人未到の6冠達成
19日に行われたFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)決勝で、延長戦の末、エストゥディアンテスを2−1で振り切り悲願の世界一に輝いたバルセロナは、2009年に出場したすべての大会で頂点を極めた。

 バルセロナは、今年5月13日のスペイン国王杯制覇を皮切りに、リーガ・エスパニョーラ、欧州チャンピオンズリーグ、スペイン・スーパーカップ、欧州スーパーカップ、そして今回のクラブW杯を制覇し、サッカーのクラブチーム史上初となる6冠を達成した。

 これまで、1年間で最も多くのタイトルを獲得したのは、1999年のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)の4冠(プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップ、トヨタカップ=現クラブW杯)だが、この年のマンUは、リーグカップでトッテナムに敗れたほか、コミュニティ・シールドではアーセナルに、欧州スーパーカップでもラツィオに、それぞれ敗れている。

 バルセロナとマンU以外では、1967年のセルティック、1972年のアヤックス、1988年のPSVの3チームが、国内リーグ、国内カップ、チャンピオンズリーグ(チャンピオンズカップ時代も含む)の3冠を達成している。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督が完成度を高めた「高いボールポゼッションから素早いパスワークを繰り出す攻撃的なサッカー」は、2009年のあらゆる大会で相手を凌駕(りょうが)し、バルセロナの名はサッカー界の歴史にさん然と刻まれた。だが、圧倒的な強さを誇る同チームといえども、このような輝かしい1年を繰り返すのは難しい。とはいえ、記録を比べる必要などないことをグアルディオラ監督は十分に認識している。同監督は、クラブW杯の大会前に次のように述べている。
「これ以上の明るい未来はない。なぜなら、この1年で達成した記録を上回るのは不可能だからだ。もし、今年とほかの年を比較することになれば、われわれは墓穴を掘ることになるだろう」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091221-00000003-spnavi-socc より引用)

それにしても、この試合では前半に先制点を許したとはいえ、
バルセロナがプライドをかなぐり捨てて、
自分たちのパスサッカーを捨ててまで、
勝ちたいという気持ちを前面に出してきたのには驚かされました。
とにかく異常なほど前線へのロングパスが多かったと思います。

前半を終了した時点では、ほとんどバルセロナは自分たちの持ち味が出せず、
特にエストゥディアンテスの守備陣がバルセロナの生命線とも言える
サイドの起点を完全につぶし、ほとんど自分たちのサッカーが出来ていませんでした。

しかし、それでも後半の44分に同点に追いつくあたりは、さすがに底力を感じさせました。
延長戦になってからは、完全に選手層の厚いバルセロナが有利に試合を進め、
後半5分にメッシが胸で押し込む泥臭いゴールを決め、
見事世界一の栄冠を手にしました。

この試合の見所は、エストゥディアンテスがどこまでスター軍団バルセロナに食らいつくか?
そして、エストゥディアンテスの司令塔、アルゼンチン代表の司令塔でもあるベロンが
どのくらいバルセロナに危険な攻撃を仕掛けることが出来るのか?
に興味がありました。

※ サッカーを知っている人ならわかると思いますが、今のバルセロナのメンバーの質は
 異常なほど高いと言っていいと思います。レアルと違って、生え抜きが多いので、
 文句はいえませんが、下手なワールドカップ出場国より遥かに強いチームです。
 というより、世界最強のチームと言って間違いないと思います。

結果は、ここまでバルセロナが自分たちのサッカーが出来ないぐらい、
ペースをつぶされていたのには驚きました。
戦術的に後南米特有のマリーシアとでも言えば良いのでしょうか?
アルゼンチンのチームは非常に巧く狡い(=賢い)サッカーをやっていたため、
バルセロナは看板である華麗なサッカーをすることが出来なくなるまで、
追い込まれていました。

その立役者は、やはりベロンでしょう。
破れたとはいえ、ベロンはさすがに相手の弱点を見抜く目、テクニックともに
未だに世界でも一級品であることを証明したと言えます。
これなら、来年のワールドカップでも回りとの連携次第で十分ベスト4クラスは狙えます。

一方、勝利したバルセロナの執念にはびっくりしました。
とにかく、何が何でも勝つ!という気持ちが伝わるサッカーをしていました。
特に決勝点を決めたメッシ、やはり彼は何かを持っていますね。
あの場面で、あの時間にゴールするのは、何か選ばれた選手であると思います。
後は、代表チームでも今回のような活躍をすれば、
マラドーナの域に近づいてくことになると思います。

今回のバルセロナの勝利には、
我々にも学ぶ点が多くあったと思います。

あれだけのヒーロー軍団が「勝つ」、
「結果を出す」という姿勢を貫き通した点は確かに異質なものを感じました。

しかし、どうしても結果を出さなければならないときは、
形はなんであれ、とにかく結果を出す、勝つことを優先するのが、ヒーローである。
という、当たり前のことを教えてくれていたような気がします。
確かに自分の流儀を通すことは大切なことだと思います。
しかし、勝ちに行くときは泥臭くても勝つことに徹するのも立派な哲学とも言えます。

ヒーローと言えどもこれは我々と同じことです。
ヒーローはカッコいいところだけではありません。
今回のような泥臭さ、人間臭さのようなことをしてまでも結果を求めることがあります。
今回の試合は、我々もプロセスを重視するだけでなく、
時には結果を最優先で動くべきということを教えてくれた試合、
ヒーローの執念を見せてくれた貴重な試合だったとも言えます。
タグ:サッカー
posted by ヒーローズ at 00:40 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月20日

絶対王者 長谷川穂積 伝説の王者へ

18日、WBC世界バンタム級タイトルマッチが行われ、チャンピオンの長谷川穂積が4回KO勝ちでで10回目の防衛に成功しました。

ハッピーバースデーV10! ハッピーバースデー5連続KO! 王者長谷川穂積(29)がアルバロ・ペレス(27)に4回2分38秒、TKO勝ちし、10度目の防衛に成功した。2けた防衛は国内2人目で、元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏の13連続防衛に次ぐ歴代単独2位。5連続KO防衛も具志堅氏の「6」に次いで2位となった。試合後はリング上で、2日前の16日に29歳の誕生日を迎えた王者の“誕生会”も開かれ、2009年の締めくくりにふさわしい一夜になった。
 ダウンを奪っても表情ひとつ変えなかった。試合を終えても、息ひとつ乱していなかった。倒して当然。勝って当然。長谷川は国内歴代単独2位となるV10の快挙をあっさり達成した。
 「2けたは誇りです。ただ、上に具志堅さんがいるんで。いなかったらヤッターってなるけど。まあ、積み重ねですね」
 4回だった。挑戦者の右フックを誘い出し、前へ出てきたところにワンツー。そして最後は左ストレート。「手応えがなかったからこそ倒れた」という“神の一撃”に、挑戦者はひれ伏した。
 ここ5戦は2回、2回、1回、1回、4回と序盤にKO。「いつも『早過ぎる』とクレームが多いので、きょうは減ると思います。5連続KOは素直にうれしい。(新記録まで)あと2回。狙えますから」。自らの拳で、2日遅れとなる29歳の誕生日を祝った。
 試合後、サプライズが待っていた。いきなり場内が暗転。ハッピーバースデーのテーマが流れ、グローブの形をしたケーキが運ばれてきた。前代未聞のリング上での誕生パーティーだ。「びっくりした。負けとったら、どうしたんだろう。うれしかったですね」とおどけてみせた。
 今後は具志堅氏の持つ13連続防衛を狙うべきか、それとも、階級を上げるべきか−。控室に戻り、悩み続けた。
 「正直難しい。減量さえいければ、13を狙いたいし。ナチュラルな体重でどんなボクシングができるかも見てみたいし」
 この日、約2年ぶりとなる4ラウンドを戦った。バンタム級続行ならば、毎試合12キロの減量とスタミナ不足の不安が残る。「この体重であと8ラウンド動けるのか。未知数ですね。自分のボクシングができないかも。不安の方が大きいですね。優柔不断ですけど」
 「13」を狙いたい。でも…。また、しばらく考え、こうつぶやいた。
 「う〜ん、今はうまいもの食べたい。ケーキが食べたいです」
(中日スポーツ http://www.chunichi.co.jp/chuspo/ より引用)

いやー、本当に強いですね。もはや、歴代の日本チャンピオンの中でも郡を抜いた強さといっても文句はないでしょう。

ただ、今回の試合では少々やりにくかったようです。
挑戦者が大振りとはいえ、強いパンチを打つという喧嘩スタイルということもあり、
ここのところ、正統派スタイルとの試合が続いていたチャンピオンにとっては、
こういう相手はやりにくかったようなイメージがありました。

※ 試合後のインタビューでは、30%の出来、
 相手を見切る前にパンチが当たったという感じ・・・ と言ったコメントもあったようです。

とはいえ、KOを決めたパンチは、ショートレンジでの左です。
相手を見てたらなかなか当たるパンチではありません。かなり、練習をし、
条件反射で打ったのではないでしょうか?
しかも、それをきれいに当ててしまうのだから、
もはや普通のチャンピオンの域を軽く超えていると言っていいと思います。
まさに絶対王者です。

今後はバンタムで防衛をつづけるのか?階級を上げるのか?
興味は尽きませんが、今のように圧倒的なスピードとハードパンチを武器にするという
ボクサーとしては、理想の形になっていますので、
このまま僕らに夢を与えてくれるヒーローでいてほしいと思います。

もはやヒーローの域を超えたような奇跡的な強さを持つ
長谷川選手ですが、ここまで来たら更なる伝説を作ることを期待します。

奇跡的な強さの動画をどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=u-5b-pygcVo&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Yvge7TTYFDo
http://www.youtube.com/watch?v=zTwyjoGv4nA

ちょっと相手がかわいそうと感じるくらい長谷川選手が強過ぎです。
posted by ヒーローズ at 00:33 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月16日

三浦春馬 将来のヒーロー候補

先週まで、放送されていた「サムライハイスクール」ですが、
このドラマで主役を好演していたのは三浦春馬でした。
彼のこのドラマでの演技の特徴は、
“ヘタレ”であるときと”サムライ”になったときの大きなギャップにありましたが、
これを効果的にしていたのは、彼が持つ目力によるところが大きかったと思います。

三浦春馬というと話題となった映画「恋空」やテレビドラマ「ごくせん」、「Bloody Monday」等で
有名です。
僕が彼を知ったのは「Bloody Monday」でしたが、
印象としては、人気のある若手俳優の割には、
どちらかというと良い意味での日本人的な表情を持っている役者というイメージでした。
最近、いわゆる彫が深い、濃い顔がもてはやされる中、彼のような涼しげな表情は新鮮でした。

今回の「サムライハイスクール」では、これにプラスして、
目で演技するという、歌舞伎役者が得意とするようなことをやってのけていたのには驚かされました。
彼のように目に力のある演技は、見ている人を惹き付けます。
そして、その力は見ている人にも伝染します。
彼の演技を観ていて、久しぶりに演技の力でワクワクするような気持ちになれました。

ちなみに目力とは、

目力(めぢから)とは目の表情や視線が相手に与える印象。
意思や内面的に強い人には目力の高い傾向がある。
また目力とは人の精神状態そのものでもあり、楽しい気分の時は強まり悲しい気分の時は弱まる。
スポーツ選手をはじめとした各界で活躍中の人物の目はイキイキと輝いており
目力の有る人の代表例とされている。
逆に目力の無い人は死んだ目などと言われダメな人に多く見られる。
(Wikipedia より引用)

やはり、目に力のある人は輝くということなのでしょう。
そういった意味では、三浦春馬は今人を惹き付けるような強さと輝きを持っているとも言えます。

一般的にヒーローの条件として、
当然、人を惹き付けることができるということがありますが、
人を惹き付けるには「目力」が必要となります。
そして、目力を持つ三浦春馬はヒーローとしての条件を持っていると言えます。

今後の彼がどういった演技で観ている人を惹き付けるのか?
楽しみです。
彼は、今、最も大きくなってほしい俳優であり、
最もヒーローに近い若手俳優であると言えます。

※ 来年1月から「Bloody Mondayシーズン2」が放送されるそうです。
 このドラマのシーズン1が初の主演作であった三浦春馬がどういった変化を見せてくれるのか?
 今から楽しみです。
 http://www.tbs.co.jp/program/bloody-monday_season2.html


 
posted by ヒーローズ at 23:42 | 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月15日

サムライハイスクール で思い出したもの

12月12日の土曜日、テレビドラマ「サムライハイスクール」の最終回の放送がありました。

僕が観る数少ないドラマだったので、最終回を迎えてしまったことが残念でしたが、
このドラマはその面白さと裏腹にヒーローとは何か?
という答えをシンプルに映像化していたと感じていました。

このドラマのあらすじは、
学校でも家庭でも冴えない草食系高校生・望月小太郎(三浦春馬)。
ところが、ある日図書館で古文書を読んで以来、窮地に陥ると最強のサムライに大変身し、
戦国武将だった先祖譲りの武士道精神と巧みな剣術で、
学園に巣くうさまざまな難問を解決していく、勧善懲悪・痛快コメディ。
(Wikipediaより引用)

ということでしたが、勧善懲悪というわかりやすいドラマ構成の中に
昔のウルトラマンのような特撮ヒーローに時代劇のヒーローを加味した
主人公を描いていました。

これをサムライ風に言うのならば、
「義を通す」ということになると思いますし、
現代風に言うのならば、
「スジを通す」ということになるのだと思います。

また、引用にもありますが、普段の「ヘタレ」から
サムライに変身してからの「武士道精神」のギャップは、
いざというときに強くなるという、ある意味真の強さを描いていました。

現実世界でもいい意味でギャップのある人は、一目置かれる存在になるケースが多いですし、
普段口数が少なく、存在感の薄いような人でも、"ここぞ”というときに、
闘える人になるとまさにヒーローのような存在になります。

一般的に人間の持つその人のイメージは一度作り上げると、
少々のことではなかなか変わらないものですので、
ギャップが大きい人ほど、人の見方まで変えさせてしまうエネルギーを持っているのかもしれません。

今の窮屈な世の中、このドラマの主人公のように
普段は「ヘタレ」であっても、
闘うべきときは闘えるという当たり前のことを忘れたくはないものです。
これがヒーローに見えてしまった僕自身、
当たり前のことを忘れていたのかな?と感じさせてくれると共に、
大事なものも思い出させてくれたドラマでした。

ぜひとも続編を期待したいものです。

※ 主演の三浦春馬の演技はなかなか見事なものでした。
 特に、刀を持ったときの姿勢の良さとサムライに変身したときの目力は、
 彼の非凡な才能を感じさせてくれました。
 次回は、三浦春馬について考察したいと思います。
posted by ヒーローズ at 02:33 | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月12日

マラドーナ 革命家

12日初日に映画「マラドーナ」を観てきました。
今日は、マラドーナという人間をサッカー以外の観点から考察して行きたいと思います。

※ 映画の公式ページはhttp://www.maradonafilm.com/

公式ページでも映画の紹介がされています。
このページをちょっと観ればわかりますが、
この映画はサッカープレイヤーマラドーナにスポットを当てたものではありません。
あくまでも一人の人間マラドーナを映像で表現したと考えくれれば間違いないと思います。

マラドーナはサッカープレイヤーとしては神そのものでした。
一度彼のプレイを観ると、誰もが虜になってしまうほど、プレーそのものに情熱を感じさせ、
マラドーナがサッカーをしている姿にも異様なまでの熱を感じさせるものでした。
そして、アルゼンチンだけでなく、イタリアでも、
また多くの国でマラドーナを迎えるときの熱狂ぶりは、昔も今も尋常ではありません。
映像を見ているだけで、鳥肌が立つぐらいもの凄いものです。

しかし、この映画の中でマラドーナはこの映画の監督エミール・クリストリッツァに
「僕は、サッカーの試合の中で数多くのゴールを決めてきた。
これは僕にとって、当たり前のことだった。
〜中略〜しかし、それ以外はみんなと同じなんだ。」
と言っていました。

全く持って当たり前のことなんですが、マラドーナは神ではなく、人間ということなんです。
僕は彼の全盛時のプレーを幸運にも生で観ることのできた人間でしたが、
宇宙人としか言いようのない、
他の選手がサッカーをやる気をなくさせるようなプレーを本当にしたプレーヤーでした。

※ 僕は生で観たせいもありますが、その後どんな素晴らしいプレーヤーを観ても
 マラドーナを超える選手、マラドーナに匹敵する選手を観たことがありません。
 メッシもマラドーナに比べれば、大人と子供ぐらいの差がまだあります。
 唯一、マラドーナに近いと思ったのは、一時期のロナウジーニョだけです。

しかし、彼も一人の人間なんだということがやっとわかった気がしました。
僕らと同じ赤い血が流れているとようやくわかりました。

それにしても、マラドーナという人間はやはり凄い。
サッカーをやっていなくても、おそらく革命家になっていたと感じられました。

マラドーナの特徴を列挙すると、
非常に権力を振りかざす者を嫌い。
自分に正直、思ったことははっきり誰であろうと口にする。
弱い者いじめを嫌う。
自分たちを誇り思う。
といったことを徹底的に行う人です。

また、未だに各国のサッカー選手からも好かれているのも大きな特徴です。
※ サッカー選手引退後、協会に入り、選手から嫌われてしまう人も多いです。
 しかし、マラドーナは常に選手目線でものを考え、発言し続けています。
 選手が彼を好くのもわかります。

ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
サッカーにおける神、そして革命家、
この言葉で彼を表現しきれませんが、
彼がヒーローである所以は、サッカープレイヤーとしての実績ではなく
その壮絶な生き方にあるようです。

“La Vida Tombola" / Manu Chao(映画の最後の詩です)
マラドーナになって あんな人生を送りたい
マラドーナになって あんなゴールをしたい
マラドーナになって 正しいことをしたい
マラドーナになって 派手に暮らしたい
※ 人生はギャンブル 昼も夜も関係ない
  人生はギャンブル 同じことの繰り返し

マラドーナになって あんな人生を送りたい
花火と友達に囲まれ いつでも全力で進む
マラドーナになって テレビに映ってみた
FIFAの連中に罵声を浴びせるため
※ 繰り返し

マラドーナになって あんな人生を送りたい
世の中ウソつきばかり みんな本音を隠してる
マラドーナになって 試合に勝ってみたい
マラドーナになって 神聖な左手を使いたい
※ 繰り返し

posted by ヒーローズ at 23:52 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月11日

マラドーナ マラドーナ マラドーナ

そろそろ僕を含めたサッカー狂は、
来年のワールドカップのことで頭がいっぱいになり始めていますが、
マラドーナ監督が率いるアルゼンチンの評判がすこぶる悪いのが気になります。

今回のアルゼンチン代表チームは、南米予選を本当に薄氷を踏むような思いで、
なんとか突破した感が強いですが、
メンバーを見てみるともの凄いメンバーが揃っています。

まずは、2009年バロンドール受賞のメッシ、魔術師と呼ばれて今回再招集されたベロン、
マラドーナの義理の息子に当たるアグエロ 等 ワールドクラスの選手が目白押しです。
しかし、代表チームとなると、急にその真価が発揮出来ていないというところを見ると、
やはり、監督であるマラドーナに戦略的な要素が不足している感は否めません。

しかも、それを裏付けるかのように、思うような結果を残せていないのも事実です。
そんなこともあり、サッカーを見る目が肥えているアルゼンチンの国民は、
実に8割がマラドーナの監督としての資質を疑っているようです。

しかし、マラドーナが選手として優勝した1986年のワールドカップメキシコ大会のときも
当時監督であったビラルドを批判する声が非常に大きかったのも事実です。
そんな中、ビラルドはチームの構成をマラドーナを中心に置き、
どうすれば、マラドーナという天才が最も生かせるのか?を考えて、
チームを再編成し、マラドーナがやりやすく成るようにして、結果を残しました。

アルゼンチンフリークの僕としては、おそらく天才は天才を知るということから、
マラドーナは、チームの精神的な柱、技術的な柱、リーダーシップのすべてを
メッシに委ね、これをベロン、アグエロがサポートするような形でチームを作ってくるか、
アルゼンチン代表チーム自身が自然にそういった形に自主的にしてくると思います。

※ メキシコ大会のときは、マラドーナをチームの絶対的な柱として、
 これを精神面でバルダーノ、ブルチャガがサポートするようなチームでした。

結局、マラドーナのサッカーは、自分自身があまりに凄過ぎたこともあり、
チームとしての戦術は、一人の天才を生かすという古典的なスタイルになりそうです。
これが、現代サッカーに通用するか?と思う向きもありますが、
面白いサッカーを見たいサポーターからは、もしこれが嵌れば、
こんな面白いサッカーはないと思うかもしれません。
特にドリブルを中心に攻撃してくるサッカーを好む人には興味があるところだと思います。

いずれにせよ、現時点で世界最高の選手は、
メッシであることにはほとんどの人が異論はないところな訳ですから、
この選手を生かさない手はありません。
また、メッシが活躍しやすいチームでなければ、
アルゼンチンがワールドカップで優勝、もしくは上位に食い込むことは難しいと思います。

現在の世界最高の選手であり、世界中のサッカーファンのヒーローであるメッシに
すべてが委ねられるという危険なチームではありますが、
もし、メッシが縦横無尽に活躍出来るようなチームにアルゼンチン代表が変化したとき、
世界で最も面白く、最も相手チームが嫌がるチームに成る可能性があります。

まだ、半年ほど本大会まで期間があります。
それまでのチーム合宿でアルゼンチン代表がどういったチームに成るのか?
アルゼンチンフリーク、メッシファンはマラドーナがどういったチームにしていくのか?
目が離せない6か月となりそうです。

posted by ヒーローズ at 00:14 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月09日

ジョン・レノン 永遠のスーパースター

12月8日は今から29年前の1980年、ジョン・レノンが自宅前で凶弾に倒れた日です。
(享年40才)
きょうは、永遠のスーパースター、ジョン・レノンについて考察したいと思います。

とはいうものの、あまりに凄すぎる人なので、彼の功績についていちいち述べるのは気が引けます。
また、彼のどういった部分が好きなのか?彼のどういった部分に影響されたのか?は
かなり個人差があると思います。
しかし、これだけは言えると思います。

「多くの人に愛された人間であった。」

彼が作ったバンド ビートルズでは恐ろしいほどの大成功をおさめていた訳ですが、
あの時代は、とにかく今と違って、娯楽が少ない時代です。
その中でああいった熱狂を巻き起こした訳ですから、

http://www.youtube.com/watch?v=cQwwqajZXD8

今の時代、そしてこれからああいった形で注目されるバンド
極論を言ってしまえばビートルズを超えるバンドは出てこないと言い切れると思います。

そんな中、個人的な趣味で申し訳ありませんが、
好きな順位はとてもつけられませんが、ビートルズ時代のジョンの曲で印象に残った3曲はこれです。

・Rain http://www.youtube.com/watch?v=TwSUlgJ0css
・Dr.Robert http://www.youtube.com/watch?v=s5-icPv6JH8&feature=related
・Across the Universe http://www.youtube.com/watch?v=fO4RfVeOyRQ

※ よろしかったら是非聴いてみてください。

確か、かなり昔の話になってしまいますが、
映画「悪霊島」でオープニングの場面に、
ジョンが暗殺されたニュースを主人公が見ているシーンがあり、
ジョンの死が一つの時代が終わったことを暗示するような映像となっていました。

このときは本当に言葉に言い表せないぐらいの悲しみが世界中にあふれました。
そして、このとき多くの人が「俺の青春は終わった」と本気で思ったというエピソードは
良く聴きます。
これだけ多くの人に多くの影響を与えて、死後既に30年近くたっても多くの人を魅了する
ジョン・レノン 正真正銘のスーパースターです。
posted by ヒーローズ at 02:26 | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

サッカー日本代表よ 力を出し尽くせ

ご存知の方も多いと思いますが、来年のワールドカップの1次リーグの組み合わせが決定しました。
日本は、率直に言ってかなり厳しい組になりました。
同組は優勝候補の一角であるオランダ、世界屈指のセンターフォワード・エトーを擁するカメルーン、北欧の雄デンマークと今のまま試合をしたら、・・・勝つ確率は低いと言わざるを得ません。

そこで、いつかこのブログで僕が希望的観測として、日本のサッカー界に新しいヒーローが
必要と記しましたが、まさにこれが現実なものとなりました。

思えば2002年の日韓共催のワールドカップの時には、稲本が彗星のような活躍を見せて、
そのまま世界デビュー(大会後アーセナルに移籍)しました。
ドイツ大会には残念なことに1人もヒーローが出ませんでしたが、
今回ベスト4を本気で目標とするならば、必ずヒーローが必要となることになるでしょう。

今、ヒーロー候補としてオランダリーグでそこそこの活躍をしている本田圭佑が最右翼ですが、
日本サッカーには、まだそのポテンシャルを飼い殺しているかのような選手がいます。
森本選手もその1人と言えますが、僕個人としては既にフランスで結果を出している
松井大輔選手にヒーローになってほしいと期待しています。

松井選手のトリッキーのドリブルはハマれば、かなりの武器となりますし、
日本チームのドリブルをおそらくは警戒していない敵チームの大きな脅威になり得ます。

とまあ、今の段階では具体的なことはわかりません。
しかし、サッカー日本代表よ!怒れ!ポテンシャルを出し尽くせ!
と言いたいです。
そして、新しいヒーローの出現を待ち望みます。
posted by ヒーローズ at 00:02 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月05日

北村一輝 初の連続ドラマ主演へ

俳優北村一輝の初の連続ドラマ主演が決定したようです。

北村一輝がテレビ朝日系ドラマで満を持して連続ドラマ初主演!

ABC・テレビ朝日系で、1月15日(金)より北村一輝主演の連続ドラマ「宿命1969-2010〜ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京〜」の放送が決定したことが発表された。北村はこれが連続ドラマ初主演となる。
「宿命1969-2010〜ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京〜」は、ハードボイルドな作風が人気の作家・楡周平氏の小説「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京」(講談社)をドラマ化。日本最大規模の医療法人の長男で、財務省のエリート官僚として活躍する有川崇(北村)と、それぞれの思惑を胸に彼をめぐる3人の女性たちの攻防を壮大なスケールで描く。
(webザテレビジョン http://topics.jp.msn.com/entertainment/tv/article.aspx?articleid=185470より引用)

意外にも、北村一輝の連続ドラマ主演は初ということです。
確かに強烈な個性を持っている役者だけあって、主役を何回もやっているような気がしました。

個人的には、2001年の大河ドラマ「時宗」で平頼綱を演じたとき、
主役の北条時宗を演じた和泉元彌を食ってしまうような
もの凄い存在感のある個性的な演技が印象に残っています。

また、彼は演じることのできる役の範囲も非常に広く、
端正な顔立ちに似合わずチンピラからオタク、そしてホスト、冷酷な殺人鬼まで
本当に見事に演じきってしまいます。
そして、役に入り込んでしまいます。
僕も最初に彼の演技を大河ドラマで観たとき、
あまりの入り込み方にびっくりさせられた記憶があります。

北村一輝という俳優の役作り、俳優として生きようと真剣さには、
その世界の人間でなくても伝わる何かを感じます。
彼本人も自覚しているそうですが、
力の抜き加減を知らないかのような強烈な役作り、
真剣な取り組みは、役者以外の人をも惹き付ける何かがあります。

今の時代、口とは裏腹に建て前と本音を使い分けようとする生き方が主流となっています。
これはこれで、一概に否定することが出来ませんが、
はっきり言って、個人的には大嫌いな生き方です。
こういった生き方をしていれば、誰も信用出来なくなってしまいますし、
誰からも信用されないことになると思います。
少なくとも僕はそんな生き方を選びたくありません。
本音で全力で生きたいと思っています。

どこかの会社の自分は偉いと思っている部長でしたら、
先は短いので、そんな生き方をしても良いと思いますが、
このブログを読んでいる人でまだ、自分は現役と思っている人でしたら
ぜひとも本音と建て前を使い分けるのではなく、
少しでも全力で生きてほしいと思っています。

このブログで思わず熱くなってしまいましたが、
北村一輝のような真剣さ、全力、
そういったものはすべてヒーローの要素になると思います。
そして、そういった要素は人間らしく生きる必要要素とも言えそうです。



posted by ヒーローズ at 02:35 | 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月03日

河原純一 地獄から這い上がった男

中日ドラゴンズの河原純一投手が今年復活して、
見事な成績を上げたことは中日ファン、日本中の野球ファンだけでなく、
リストラが続くサラリーマンにも明るい希望をもたらしそうです。

リストラ組の星になった! 中日河原純一投手(36)が1日、名古屋市内の球団事務所で契約更改を行い、600万円から2400万円増となる3000万円でサインした。1年間の野球浪人を経て昨秋にテスト入団した苦労人は、今季は右のセットアッパーとして3勝15ホールド、防御率1・85の活躍。5倍増の一発更改となり「今年1年投げられてうれしかった。テストでとってもらった気持ちを忘れずに、来年もやっていきたいと思う」とさらなる飛躍を誓った。(金額は推定)
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20091202-571723.html nikkannsports.com より引用)

今年の河原投手の成績は見事なものでした。
時折、巨人にいた頃の全盛時のキレの良い速球も投げていましたが、むしろ緩急をうまく使って、
ピンチを凌ぐ、セットアッパーとして活躍していたように感じました。

今年、初めて河原投手を知った人にとっては、「河原って誰?」という感覚だと思いますが、
彼は巨人→西武、そして今年から中日と3球団を渡り歩いて来た投手です。
特に巨人にいたころは、キレのよい速球を武器に
力で打者をねじ伏せるイメージが強かった投手です。
※ 2002年の巨人日本一のときには胴上げ投手となっています。

その後、2005年に西武にトレードとなり、
先発ローテーションの一角としてチームに貢献していましたが、
故障も多いこともあり、2007年に戦力外通告を受けました。

河原投手にとって、当然現役へのこだわりはあり、
その年の12球団合同トライアウトを受けましたが、残念ながら不合格となり、
1年間、トレーニングをしながら浪人生活をしていたということです。

そして、2008年に中日の入団テストを受けて合格し、
今年の5月に1軍に昇格、以後の活躍は知っての通りです。

たかが、野球されど野球と言いますが、
まさに今の時代のヒーローになりうる経歴の持ち主だと思います。

もっとも、彼のように挫折を知り、そして這い上がって来た男は、
僕からしてみれば、全員ヒーローです。
一度落ちると、そこから這い上がることはそんなに容易いことではありません。
漫画や物語のようにかっこ良く這い上がって来れる人はまれで、
実際のところは、世間から完全に忘れ去られ、もっと落ちて行く人が多いようです。

そんな中、そしてこんな時代だからこそ、
プロ野球という本当に勝負に厳しい世界で
地獄から這い上がって来た河原投手は見事というよりありません。
僕も本当に勇気づけられるものを感じました.

今回の河原投手には感動、
そして、一人の人間として勇気をもらえたことに感謝したいと思います。

とにかく、河原投手に「勇気をくれてありがとう。」という気持ちを感じました。

僕は今はまだ、感動と感謝をもらう立場ですが、
今度は与える方になってみたいとも感じさせられた今回の復活劇でした。
posted by ヒーローズ at 23:39 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月29日

内藤大助 亀田興毅 運命の激突

11月29日(日)遂に内藤大助亀田興毅の運命の対決が行われました。
(WBCフライ級)
結果は激戦の末、3−0の判定で亀田興毅の勝利となり、新チャンピオンの誕生となりました。
僕も今回の試合は非常に興味があったので、テレビに釘付けとなった1時間30分でした。

リングに上がるまでのいきさつは、頭から消えていた。「ただ、勝ちたい。それだけだった」と亀田興は純粋。気持ちにも作戦にも、迷いはなかった。
 2回、切れのある左ストレートが内藤の顔をえぐり、王者の鼻は大きくはれ上がって多量の血がしたたった。10回には有効打で相手の右目の上を切り裂く。右ジャブを使うのではなく、サウスポーがいきなり放つノーモーションの左は内藤の圧力を止める防波堤にもなっていた。「自分の距離をしっかりつくって戦うことを心掛けた」という作戦。決して自ら出て行くことはなく、最後まで中間距離でカウンターを取り続けた。
 結果を聞くと、リングに突っ伏して泣いた。2年前、内藤に反則を繰り返した弟の大毅も目が赤い。ボクシング界に復帰できないでいる父の史郎氏は、リングサイドでメガホンを手に大声を出し続けた。この一家を特徴付ける熱情は、きっと長兄の中にもある。だが、戦いぶりは徹頭徹尾、冷静だった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091129-00000081-jij-spo Yahooスポーツより引用)

上記の引用にもありましたが、この試合の亀田はとにかく冷静でした。
内藤がかき回すため微妙なフェイントを多用して、中に入って来るところを
打ち合いに行かず、カウンターを狙うか、距離をとるかのどちらかに徹底した作戦のようでした。
特にカウンターで使っていた、上記引用のようにいきなり打つノーモーションの左ストレートが
的確に内藤にヒットしていたのが、今回の3−0の判定勝ちにつながったものと思います。
しかし、それでも打ち合いに行くところは、逃げずに打ち合う、そんな亀田選手らしい
ところも観れた素晴らしい試合だったと思います。

しかし、僕個人としては「どちらにも勝ってほしい。」と思って見ていたのが本当のところです。

まず、内藤選手は日本世界チャンピオン最年長という素晴らしい記録
そして気力を持った人ですので、いやでも惹き付けられるものがあります。
また、2年前の亀田大毅戦以来、有名になった訳ですが、そんな彼も順風なボクシング人生、
そして人生そのものも順風満帆な訳でなく、
挫折から這い上がってきた人生には見るものを熱くさせるようなものを感じさせます。
リングの上での彼はまさに何かを背負っているように感じられます。

一方、亀田選手は同じく2年前、弟が内藤選手に反則を繰り返して敗戦したことを受け、
内藤選手をはじめとして、関係者に様々な謝罪を繰り返し、
亀田家の全責任を一人背負って来ました。
また、先日の弟大毅選手の世界再挑戦の際も、兄として、そして亀田家の代表として、
弟の試合のために関係者に頭を下げている姿がテレビで繰り返し放送されていましたが、
これを観たとき、亀田興毅という男の何かにかけているかのような強さを感じました。

結果は亀田選手が勝ちましたが、僕の中では2人ともヒーローと呼ぶにふさわしいものです。
これは、彼ら2人とも、ボクシングを通じて、
何かを背負っているものを感じさせてくれているからなのかもしれません。

ヒーローたるもの、闘うのは単に自分のためだけではないことが多いと思います。
そして、自分のためだけに闘わないのが、逆説的な言い方になりますが、
ヒーローとしての必要最低条件になっているのかもしれません。

ぼくたちも単に自分のためだけに生きるのではなく、
みせかけでなく、本当に何かのために生きるという姿勢をもっと持つべきなのかもしれません。
そんなことを考えさせられた今日のボクシングでした。
posted by ヒーローズ at 23:51 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月28日

リカルド・ロペス 生涯無敗のボクサー

11月29日に内藤大助亀田興毅が対戦することになっており、
放送局であるTBSでは、対戦ムードを盛り上げる番組が増えていますね。
きょうは、そのボクシングの中で僕が最も印象に残っている選手を紹介したいと思います。

彼の名前はリカルド・ロペス、生涯の対戦成績は総試合数52試合で、
51勝1引き分けで無敗です。
とにかく強かったボクサーで、当時もし世の中の人間が全員同じだとし、ボクシングをしたら
最も強いのはロペスだろうと言われたほどの強さでした。

リカルド・ロペス・ナバ(Ricardo Lopez Nava、男性、1967年7月25日 - )は、メキシコの元プロボクサー。元WBA・WBC・WBO世界ミニマム級王者。元IBF世界ライトフライ級王者。身長165cm、リーチ165cm。「小さな巨人」「エル・フィニート(素晴らしい)」などの異名を持った。
精密機械と形容されるほど正確無比で冷静で、なおかつ基本に忠実なボクシングスタイル。遠・中距離から伸びるワンツー・アッパーでKOの山を築いた。さらに、素質に溺れる性格でもなく、普段の練習態度も非常に真面目で常日頃から努力を怠らなかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/リカルド・ロペス より引用)

引用にもありますが、彼の武器は非常に正確な本当に精密機械というべきテクニックと
考えられない距離から強烈なパンチを打つことができることでした。
なおかつ、リーチを活かして距離をとることにより相手のパンチをほとんどもらわないという
ディフェンステクニックもありました。
簡単に言えば、欠点が無いボクサーで、
大げさではなくパーフェクトなボクサーといって問題ないと思います。

彼を初めて見たのは、10年に一人の天才と言われた日本の大橋秀行戦でした。
この試合では、漫画のように正確、かつ芸術的なワン、ツー、スリー(左ジャブ、右ストレート、左フック)を決めて試合に勝ちチャンピオンとなりました。

http://www.youtube.com/watch?v=fQfc58XeQXQ&feature=related
※ 問題の芸術的パンチは0:30〜0:37で見れますよ

次の動画も凄いです。
http://www.youtube.com/watch?v=fQfc58XeQXQ&feature=related
※ 相手のパンチを1つももらわず、もの凄いKO勝ちです

そして極めつけはこれ、
左利きの相手に見えない角度、信じられない距離から左アッパーを決めてます。
相手にしてみれば、「こんなのありか?」と言いたくなるパンチです。
http://www.youtube.com/watch?v=ppXov9Dqwmk&feature=related
※ 少し長い動画ですが、信じられない左アッパーカットが29:10ぐらいの位置で見れます。

おそらくこれほどのボクサーは二度と見ることが出来ないと思います。
そう本気で思わせてくれたボクサーヒーローでした。

僕はボクサーではありませんから、本当のロペスの凄さはわからないと思います。
しかし、ロペスが凄いと思うのはこの部分にあります。
つまり、その道を本格的にやったことが無い人にも
明らかに他のボクサーとは違うということをわからせる、
例えて言うならば、才能と練習で磨いた「ブランド」を持っていたことです。

ボクシングだけに限らないことですが、
ヒーローになる条件として、
ロペスのように自分という名の「ブランド」を
持つことがあるのかもしれません。
posted by ヒーローズ at 00:38 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月25日

マイケル・ジャクソン 史上最高のエンターティナー

23日のスマスマスペシャルの This is マイケル・ジャクソンを見ました。
僕は今回マイケルに不幸が起きるまで、
彼を注目することは本当にほとんどありませんでしたが、
(正確に言いますと遠い昔に彼の超ミリオンセラーアルバム”スリラー”は買っていました)
今回改めて、彼がまれに見る正真正銘のエンターティナーと感じさせられました。

マイケルといえば、元々はジャクソン5で世界的なスターとなり、
その後は、多くの方がご存知だと思いますが、
音楽プロモーションビデオに新たな命を吹き込み、”スリラー”で
世界を“あっ”と驚かせ、多くのファンを魅了しました。

そして、スリラーやその他のプロモーションビデオでもわかるように、
彼のエンターティナーとしての生命線はその卓越したダンスにありました。
僕はあまり彼のような音楽は、洋楽に興味を持ち始めた頃にしか聴きませんでしたが、
その僕でも明らかに彼のダンスは他の人のそれと違っていたのがわかりました。

例えて言うのならば、彼のダンスは
ドラム、ベース、ギター、キーボード、そしてボーカルといったもの
すべてを感じさせることができたものと言えます。

プロモーションビデオでは、世界的にはやはり"スリラー”が有名ですが、
僕個人としては、”Beat It”の方がインパクトを感じました。
http://www.youtube.com/watch?v=_87VTSrJS4U
僕はこのプロモーションビデオを見て、マイケルを知りました。
そして、その後、アルバム"スリラー”を買いに行きましたが、
今ではその日が懐かしく感じます。

彼が普段どういった人間だったのかは、知る由もありませんが、
僕が推測するに、彼は音楽、ダンスといったことに
もの凄く純粋に接し、それらには嘘をつくことが出来ないような人間だったのでは?
と思います。

これはどういうことなのか?と言いますと、
音楽、ダンスを愛するがために、それらに向き合うには、
一種の純粋さ必要であるがため、
彼は一生子供のまま過ごしたのではないかと感じられるということです。

説明することが難しい部分はありますが、
例えば、こんな話があります。

多くのロックンローラーが若くしてこの世を去るには、
「ロックンロールの神様は、真のロックンローラーは年を取ることを許さない」
という伝説があるそうです。

少し違うのかもしれませんが、マイケルもエンターティナーの神様に
年を取ることが許されなかった人間なのかも知れません。

僕自身もいい年して、結構子供な部分があり、未だにロックンロールを愛する人間ですが、
子供の部分があるおかげで、きれいなものが同世代の人に比べて、
少しだけ多く見えているような気がすると勝手に思っています。

史上最高のエンターティナーと言われているマイケル・ジャクソンに限らず、
多くのヒーローは必要以上に年をとらない、大人になれない部分があるのかもしれません。

そしてそれは、
ヒーローであるためにはある種の純粋さが
必要なことが原因となっているからなのかもしれません。
posted by ヒーローズ at 00:11 | エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月23日

直江兼続 義を貫き通した男

きょうのヒーローは、22日に終了した大河ドラマの主人公 直江兼続 です。
彼の人生は"愛”という言葉に言い換えられた"義”というスジを貫いたものと言えます。

今回の大河ドラマで直江兼続という一人の男を知った人も多いのかもしれません。
しかし、今回のドラマの影響で多くの人の心に残る人物になったのではないのでしょうか?
テレビの力とはいえ、ああいった本当の男とも呼べる人間にスポットが当てられたことは、
本当に喜ばしいことです。

今日のタイトルにもありますが、彼の人生はまさに"義”を通すことにあったと思います。

5歳の頃から上杉景勝の小姓として仕え、たとえどんな高待遇を約束されても
いかなるときも、生涯仕える主人は上杉景勝だけと言い切った直江兼続・・・

彼の人生の基本軸となるべきものはどういったものなのでしょうか?
また、彼に魅了された同時代の人はなぜおおかったのでしょうか?
そして、いまもなぜ多くの人魅了されるのでしょうか?

彼は最初の大主は上杉謙信でしたが、その謙信が最も自分の意志を継ぐものと考えたのが、
直江兼続だったそうです。
その証拠かもしれませんが、のちに彼は謙信のいう”義”という信念を
“愛”という文字にして、鎧兜や旗に入れたのは、彼を知る人ならば
良く知っていることだと思います。

おそらく謙信は、私利私欲を捨てて、本気で万民のために生きなければ、
世は何も変わらない。良くならないということを感じていたのだと思います。
この教えに最も影響を受けたのが、
おそらく同時代では直江兼続だったのではないでしょうか?
そのため、兼続の人生は、常に一番頭にあったのは、どうすれば人が幸せになるのか?
ということだったのではないでしょうか?

だからこそ、私利私欲というものが無いからこそ、
自信を持ってスジを通すことが出来たのだと考えられます。
自分のスジを通す・・・このことは、大河ドラマには残念ながら出てきませんでしたが、
彼の石田三成と並ぶ親友であった 前田慶次郎にも通ずるところがあります。

兼続と同時代のこれも間違いなくヒーローと言っていい人物
・・・前田慶次郎と兼続は無二の親友だったそうですが、
傾き続けた前田慶次郎のスジを通す意志、
兼続の自分の信念を通し続ける意志、非常に似ていると思います。
だからこそ、お互い引かれ合ったのだと思います。

今の時代、自分の信念、スジを通すことは厄介者と思われることの方が多いと思います。
しかし、長い目で考えれば、スジを通すことを選んだ方が、
より大きい結果がついて来るのかもしれません。

本音と建て前が入り交じった今の世の中、
今の世の中をもし兼続を見たらどう思うでしょうか?

もちろんどういう生き方をするのかは、僕らの意志に委ねられています。
しかし、どんなときにも自分の生き方に誇りを持てるようにしたいものです。
posted by ヒーローズ at 23:09 | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月20日

日本サッカー深刻なヒーロー不在 早く出てこいスーパースター

先週のことですが、サッカー 日本VS南アフリカの親善試合が行われていました。
結果はご存知の方が多いかもしれませんが、0対0のスコアレスドローでした。

この試合を見て、皆さんは何を感じましたか?
特にサッカーを少しでもやったことがある人はどう思ったでしょうか?

僕は試合の結果そのものより、試合が面白くなかったことを強く感じました。
日本の選手は世界という舞台で考えても、
パワーでは劣るものの、テクニックはある方だと僕は思っています。
※ 中村俊輔のフリーキックをはじめとしたテクニック、中村憲剛のスルーパス、
 遠藤の正確なトラップとパス、
 まだ荒削りですが、本田圭佑も中々のテクニックをもっていると思います。

ただし、ここで言うテクニックはいわゆる敵がいないときのボールさばきの技術であって、
決して試合中、敵と競った状態で出すテクニックではありません。
相手がいる中では、テクニックが活かしきれていないのが現状です。

また、この試合では残念ながら日本サッカーには、
今現在、スターになるべき人がスターになっていないということと、
何よりもヒーローと言える選手がいないことが気になります。

もう本番であるワールドカップまで1年を切っています。
そろそろ日本を魅了するプレーヤーが出て来るかな?と思っていましたが、
残念ながら、まだヒーローと呼べる選手はいません。

※ 1998年、2002年は中田英寿という絶対的な選手がいました。
 特に2002年の日本開催では、稲本が一躍ヒーローとなりました。
 2006年は本番での活躍はありませんでしたが、
 中村俊輔、小野伸二らをはじめとしたいわゆる黄金の中盤がそろっていました。
 彼らは少なくとも、日本のサポーターに何かを期待させてくれました。

このブログでピクシーを紹介したことがありましたが、
彼のようにサッカーを楽しくしてくれるような選手が出て来てほしいと切に思います。
これは、テクニックが優れた選手でなければならないという訳ではありません。
見ている人を何か熱くしてくれるような、感じさせてくれるようなプレーを
見せてくれる選手であることが一番重要なことです。

例えば、こんな選手です。
http://www.youtube.com/watch?v=HdF2jBDo2Qw&NR=1
どうでしょうか?
彼の名はアルゼンチン代表のストライカーであった
バティストゥータですが、テクニックはそこまでの選手ではありませんでしたが、
ストライカーにふさわしいゴールを飽くなき目指す姿勢と豪快なシュートは
まさに人を魅了しました。
本当に豪快なシュートと言えば、こんなのもありました。
http://www.youtube.com/watch?v=kZxwEkZvAwQ&feature=related
このシュートは至近距離ですが、
あくまでも豪快に蹴るバティストゥータらしいゴールです。

例としてバティストゥータをあげましたが、あくまでもハートのあるプレーをして
人を魅了することが出来る選手が出てくることが
今の日本代表に必要だと思います。

最後になりますが、
あまりに有名なプレーを見て、
今後、日本からも世界的なサッカー選手、スーパースターが出てくることに期待します。
一人のサッカーファンとしてその日を待ち望んでいます。
http://www.youtube.com/watch?v=8h4bEiQXYYY&feature=related

おまけですが、5:15ぐらいからのプレーに注目してください。
凄いプレーです。
http://www.youtube.com/watch?v=sMm5OSBDcUA&feature=related

こんなプレーをする日本人を見て熱狂したいものです。
いや、出来ると信じています。
posted by ヒーローズ at 02:13 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

プーラン 盗賊から政界に 壮絶な英雄を生んだ人生

18日にたまたまテレビがついていて、「ザ・ベストハウス」を見ましたが、
その中で凄い人生を駆け抜けた英雄を知ることが出来ました。

プーラン・デーヴィーという女性を皆さんはご存知でしょうか?
1983年インドに生まれて、ヒンドゥー教のカースト制度の中の奴隷の階層に生まれたため、
様々な虐待・輪姦をうけ、その復讐心から女盗賊団のヘッドとして活動、
様々な強盗・殺人を犯しつつも国民からは義賊としてみなされ、
広く慕われていましたが、
プーラン自身、そしてその盗賊団を死刑から免ずるという条件で投降して、
裁判さえなしに11年間の投獄生活を経て、出所後は政治家として活躍した人です。

今日はヒーローというより、なぜか僕には英雄という表現の方がしっくり来るので、
英雄と呼ばせてもらいますが、
プーランの人生の特徴は、とにかく壮絶という言葉以外思い浮かびません。
まずは奴隷的な階層として生まれたため、多くの差別と辱めを受けて、
これに復讐心を燃やし、結果的に義賊となって、
出所中に生まれて初めて安らぎを知り、闘い・復讐は何も生まないと気づいて、
本当に必要なことは束縛からの解放という大きなフィールドを見つけて、
出所後は政治家になり、階級からの解放、女性解放のため全力で生き抜いた。

わずか数行でこの英雄の人生を綴ってみましたが、
当然これだけでは表現しきれません。
しかし、これだけでもその壮絶さは伝わると思います。

プーランの英雄たる所以は、やはり盗賊でありながら、義賊として多くの人を惹き付けて、
魅了した点と盗賊から政治家というドラスティックな変化にあります。

彼女のような「あっ!」というような逆転人生は中々無いと思いますが、
こういった大きな変化を生むようなことになるには、壮絶な経験なしに考えられません。
つまり、盗賊から政治家という転身の裏には彼女の人生が大きく影響したことになります。

正直、僕もプーランという英雄を初めて知ったため、
あまり詳細なことは言えませんが、
英雄を生むのは、生きて来た環境、経験が大きいということをまざまざと見た気がしました。
プーランの壮絶な生き方には、賛否があるかもしれません。
しかし、何かを考えずにはいられない。そんな気にさせられます。

そして、これだけは言えます。
彼女は、「自分の人生を真剣に考え、そして生きた。」と・・・

これだけ壮絶な人生に向かい合った英雄でしたが、
その最後も壮絶なものでした。
1991年国会終了後、自宅に戻ったところ、自宅の前で暗殺されました。
享年37歳でした。

この英雄のような人生は、誰もが経験出来るような人生ではありません。
しかし、この英雄の人生に向き合う姿勢は誰もがやらなければならないことです。
posted by ヒーローズ at 01:04 | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

山岡士郎 グーダラがヒーローになる瞬間

先週に引き続き、今週も体調不良(のどに痛み)のため、ブログの更新が滞り、
ご迷惑をおかけいたしました。申し訳ございません。
まだ、体調が万全ではありませんが、どうにか記事が書けましたので、
よろしかったら、少しの間おつきあいください。

先週の土曜日、テレビで“美味しんぼ”が放送されていました。

“美味しんぼ”と言えば、なんと26年にわたって連載されている国民的漫画であり、
日本のグルメブームのきっかけを作ったとも言われています。
いわば単なる漫画の枠を超えて、数多くのメッセージを発信し続け、
今なお、食文化を初めとして、様々な分野に大きな影響を与えています。

今回のテレビでは、主人公山岡士郎をTOKIOの松岡昌宏が好演していましたが、
実際の漫画でも山岡士郎のことを普段はグーダラでありながらも食に対しては深い造詣を持った
ある意味ヒーローとして描かれています。

なぜ、山岡士郎のような普段グーダラな人間をヒーローとしてとらえることが出来るのか?
これは、考えてみる価値がありそうです。

漫画の山岡士郎(以下 山岡)は、言わば”食”というスイッチが入ると、
急に自分の持っている能力をフルに活用し始め、驚異的な洞察力で物事を観察し、
あっというような企画を練り上げ、作品をつくりあげるというパターンで描かれています。
実社会で言えば、「やるときはやる」タイプの人間と言えます。

しかし、それ以上に目を引くのは、山岡が“食”という分野に関わったときに
多くの人を惹き付ける力、回りを引っ張って行くリーダーシップではないでしょうか?

漫画の中では普段はグーダラ、しかし”食”に関わりを持ったときに急に強烈なリーダーシップを
発揮するというように、対比をもって山岡という人間を描いています。
しかも、スジを通すという点も持ち合わせていますので、
普段のグーダラをみじんも感じさせません。

僕たちの回りにも普段は何もしないのに、ある特定のことを始めた途端、
人が変わったように自分の意見を主張して、自分が正しいと思っている限り、
決して意見を曲げないような人がいるものです。
回りは、「何で急にこんなに人が変わるんだ?」という目を向けてしまいがちですが、
なぜか、こういった人にはついて行く人が多いと思われます。

こういったタイプの人は、生活して行く中で常に自分が中心となって、
リーダーシップをとる訳ではありませんが
※ ここで言うリーダーシップは自己主張をして、人を引っ張るという意味です。
ある部分に関しては、「絶対に譲らない」という考えをもっている人と言えます。

世間でヒーローと呼ばれている人は、
本人の意志に関わらずリーダーシップをとる人が多いものです。
そういった意味で考えれば、普段グーダラとはいえ“美味しんぼ”の山岡はヒーローとも言えます。

ヒーローといえども、一人の人間、ただの人間であることには変わりません。
一人の人間が24時間常にリーダーシップを発揮し続けるヒーローであることは、
現実的にはかなりきついものがあると思います。
ヒーローになる時間は、ある意味ポイントだけで良いということになりますが、
このただの人間とヒーローとのギャップが大きければ、大きいほど、
人の心をとらえて、人は惹き付けるのかもしれません。
まさに山岡士郎がこういったタイプのヒーローと言えます。

こう考えて行くと、このブログを読んでくれている皆さん、そして僕も含めて、
1日のうちに何分かはヒーローになっているのかもしれません。
そして、今回のテーマとなった山岡を見ていると、ヒーローとは決して特別な人間ではなく、
誰でもなれるチャンスがあることを教えてくれているような気がします。
posted by ヒーローズ at 01:03 | エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

ゴン中山 現役続行 その熱き魂

42歳になったJリーグジュピロ磐田のゴンこと中山雅史ですが、
その魂は、まだまだ熱いもののようです。

サッカーJ1のジュピロ磐田から戦力外通告を受けた元日本代表FW中山雅史(42)が12日、
報道陣のインタビューに応じ、
「ここでやめると後悔するんじゃないかと。まだプレーヤーに対する強い情熱がある」と、
現役続行の意思を強調した。
(11月13日朝日新聞より引用)

ゴン中山と言えば、今はもう少ない“ドーハの悲劇”を体験したメンバーの一人です。
カズこと三浦知良と共に長年にわたって日本のサッカーを引っ張って来た一人ですが、
ここ最近は試合に出れない日が続いていたため、
年齢を考えるとそろそろ現役引退となっても、おかしくはないところです。
実際、本人もある程度の覚悟はしていたようでした。

所属するジュピロ磐田からは、戦力外通告をしたときに、
アドバイザーとしてのポストをゴン中山(以下 ゴン)に用意したそうですが、
本人は「ここで辞めてしまったら後悔する」という気持ちが強く、
現役続行を決意したようです。

今回のゴンの決意には、ただ感心するばかりです。
人によっては、いい年して何やってんだよ!と言いたくなるかもしれませんが、
まず、サッカーという全盛期が比較的短いスポーツで、
40歳を超えてなお、若手と一緒にグランドで練習しているということだけでも
素晴らしいことだと思いますし、
余程普段の生活から節制をしていなければ、出来ることではありません。

随分と前の話ですが、
前述した"ドーハの悲劇”があった1993年のワールドカップ最終予選での
ゴンの活躍には印象に残るというか、心打たれるものがありました。

確か、イラン戦では後半途中に出場して、
ゴールライン際の角度の無いところからシュートを決めました。
試合には負けましたが、胸を張って「この1点が最後に得失点差でものを言いますよ」と
他の選手ががっくりとしている中、
彼だけはギブアップしないという気持ちが前面に出していました。

そして、勝てば初めてのワールドカップ出場が決まるという
最後のイラク戦では、同点に追いつかれてチーム全体が沈んでいた中、
ほとんどオフサイドに近いような位置から飛び出して、
日本中を狂気させた勝ち越しシュートを決めました。
※ この後に世に言う"ドーハの悲劇”が起きて、
 残念ながらワールドカップ出場はなりませんでした。

僕が最もゴンが決めたゴールで印象に残っているのは、この2点ですが、
この2点がゴンを有名にし、
ゴンを一躍ヒーローにしたことは間違いないと思います。
そして、そのときのゴールはそもそも形云々というより
日本中のみんなを元気にしたゴールだったことが何よりも印象に残っています。

やっていることが何であれ、見ている人を元気にしてくれるというのは、
ヒーローの要素です。
そして、今回のヒーローであるゴンは報道陣のインタビューの中で、
こんなことを言っていたようです。

「こんな年になったが、まだまだうまくなりたいという気持ちが勝っているので、
アドバイザーとしてでなくプレーヤーの道を模索することにした。」

プロとしての情熱、プライドは未だ全く衰えていないことを伺わせます。
こういった気持ちがあるのならば、まだ現役として是非チャレンジしてほしいと思います。

また、今回のゴンのような子供のようなひたむきな心が
ヒーローという存在を創り出すのかもしれません。
posted by ヒーローズ at 00:22 | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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